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タイトル:事業計画書は必要か?その1
【2009年9月18日配信】
頭の中にその事業対するプランは練られていても、それを紙面に落とし込むとなると、それはなかなか面倒なことです。
だから、事業計画書を疎かにする人がどうしても後を立ちません。
では、「そもそも事業計画書なるものを作成しなければ、事業というものは成功しないものなのであろうか?」
こ~んな疑問も、つい湧き上がってきてしまいます。
では、過去に事業計画書がなくても成功した実例がないのか?
私はこの企画に実際に立ち会ったわけではありませんので真偽のほどはよく分かりませんが、皆さんもよくご存知のあの"たまごっち"・・・かなり古いですが・・・
この商品は、企画された段階では、はっきりとした事業計画書が無かった、と言われています。
他にもこういった例は、コンパックがパソコン業界で急伸した例など、若干ながらあるようです。
「事業計画書がなくても成功した事業があるのなら、わざわざ苦労して事業計画書なんて作らなくてもいいや!」と、早まらないでくださいね。
そもそも、こういうケースは稀だと考えて間違いありませんので。
この"たまごっち"のようなケースは、あまりにもその企画自体が出来すぎていて、どう転んでも成功するしかなかった、という企画だったわけですから。
やっぱり、事業計画書はあったほうが良いのです。
では、事業計画書があったほうが良いという理由を説明いたしましょう。
"事業計画書"には定石みたいなものがあります。
ネットや書籍などで事業計画書関連のものを見てみてください。
事業計画書やそのフォーマットは、どれもこれも結構似通っています。
これは、そこに書かれている事業計画書が、事業計画の定石に基づいているからそうなるのです。
この定石を見落としたり疎かにしたりすると、のちに致命傷に成りかねない事態を引き起こすことがあります。
このような致命傷は、後から気付いても取り返しがつかないことが多く、その事業から撤退を余儀なくされることもしばしばです。
そうならないように事業計画書を作成し、自分の事業が定石に沿って計画が練られているかどうか、をチェックする必要があるわけです。
つまり、事業計画書は、自分の事業計画に漏れがないかをチェックする機能として必要なのです。
この理由だけでも事業計画書の必要性を充分にご理解していただけると思います。
しかし、事業計画書が必要な理由はこれだけではありません。
チェック機能として必要な理由がもう一つあります。
それは"予算統制"としてのチェック機能です。
同じチェック機能ではあるのですが、先に述べたチェック機能とは別物です。
それでは、"予算統制"とはどういうものなのでしょうか?
先に述べたチェック機能というのは、計画の段階で漏れがないかどうかチェックするということでした。
つまり事業を始める前段階でのチェックということです。
"予算統制"とは、事業開始前での計画と事業開始後の結果を見比べみて、
●何が良くて事業がうまく進行いるのか、
●何が悪くて当初の計画通りに進行していないのか、
を検証し、計画達成の為に何をすればいいのかを把握することです。
この"予算統制"というのは、企業にとって非常に重要なものです。
つまり、結果の良し悪しだけで一喜一憂しても仕方がなく、結果の良し悪しの原因と対策を把握し、それを次の行動に生かすことが大事であるということです。
この大事な"予算統制"を実施するためには、その判断材料となる事業計画書が必要なわけです。
事業を行なっている会社は、社内の目標として、また、融資を受ける為の説明資料として事業計画書を作成しているものですが、この"予算統制"としての機能を働かせていない会社が残念ながら非常に多いです。
これでは、せっかく作成した事業計画書も絵に描いた餅になってしまい、会社が成長し続けることは難しいと言えるでしょう。
これは個人事業についても同じことが言えます。
マーケティングの書籍などを見ると、よく"PDCAサイクル"という言葉が出てきます。
◆ 事業のプランを立案することを"Plan"
◆ プランに基づいて行動することを"Do"
◆ 予算統制を"Check"
◆ 予算統制に基づいて、行動計画を修正することを"Action"
と言い、この英語のそれぞれの頭文字をとって"PDCAサイクル"と言います。
この"PDCAサイクル"を企業は繰り返すことによって、より健全な企業として発展し続けていくことが出来るのです。
そして、この"PDCAサイクル"を回すことを"事業計画"と言うのです♪
次回は、「事業計画書は必要か?その2」という記事をお送りします。

