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タイトル:起業支援のあり方について
【2010年5月19日配信】
初めての起業、つまり、初めて経営者になるということは、いろいろな不安を抱くのは当然のことと思います。
不安を抱くというのは、「万全な態勢で臨みたい!」という心構えの裏返しでもあるからです。
だから、起業という未知の世界に飛び込むことに不安を感じるというのはごく自然なことであり、むしろ、必要なことだと思います。
不安を抱くような要素をいっさい知ろうとはせずに勢いだけで、起業という未知の世界に飛び出すような人がいるとするならば、それは、もはや「無謀な行為」というべきでしょう。
そういった起業に対する不安を少しでも解消してあげて、立ち止っている起業家予備軍の方たちの肩を押してあげるということが、起業を支援する専門家としての在り方なのかな、と思っていた時期がありました。
しかし、最近は少し違うように考えています。
逆に、
「どんなに用意周到に準備をしていても、不測の事態が起こるのは当たり前!それが経営というものですよ!」
というのを徹底的に刷り込ませて、起業に対しての不安を煽るようなスタイルが自分の中の理想かなって考えています。
つまり、
「不安を解消する」という起業支援の在り方から
「不安を煽る」ということに起業支援の在り方をシフトすることです。
そういう風に考えるようになってきたのは、
「肩を押してあげないと起業に踏みきれないような人は、けっきょく経営者として向いていないのではないか?」
と、思うようになってきたからです。
『考えれば考えるほど、不安で仕方がない。周りの人たちも「うまくいかないから止めておけ」と言う。だけど、自分はどうしてもその事業で起業したいんだ!』
このように、どんな逆風にも折れることのない強い意志を持ってはじめて、経営者として踏み出す為の基本的な資質があると言えるのではないか、と思えるのです。
だから、一線を越えれない人の肩を押してあげるのではなく、一線を越えようとしている人の壁となるような起業支援の在り方もあっていいんじゃないか、と最近思えてくるのです。

