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回収サイトと支払サイトのバランスを見極める方法
【2011年9月22日配信】
前回のメルマガでは、資金繰りを楽にするために、売上債権の「回収サイト」を短くするための方法を模索しました。※前回のメルマガの内容はこちらから⇒
ただ、「回収サイト」というのは、取引の相手先にとっては逆の「支払サイト」ということになり、「支払サイト」はなるべく長くしたいと相手側は考えるものです。
取引の相手先にとっては、この「支払サイト」が先であれば先であるほど、手元に長く現金を置いておくことができ、資金繰りが楽になるからです。
つまり、「回収サイト」と「支払サイト」というのは、双方の妥協点を見つけることに他ならないのです。
ただ、数多くの取引をしていると、自社の「回収サイト」と「支払サイト」のバランスが正常なものなのか?それとも、危険なものなのか?個々の取引毎では判断できなくなってきます。
そこで、「回収サイト」と「支払サイト」の全体のバランスを見極める方法が必要となってきます。
その方法が「回転期間分析」です。
売上債権を月商で割ることにより、売上債権が何ヶ月分の売上高に匹敵するかを表している数値が「売上債権回転期間」。
仕入債務を月商で割ることにより、仕入債務が何ヶ月分の売上高に匹敵するかを表している数値を「仕入債務回転期間」。
この「売上債権回転期間」と「仕入債務回転期間」を比較するのが「回転期間分析」というわけです。
「売上債権回転期間」の数値が「仕入債務回転期間」よりも大きすぎれば、売上債権の回収サイトが全体的に長すぎるということであり、回収サイトの改善が必要ということになってきます。
逆に、「仕入債務回転期間」の数値が「売上債権回転期間」よりも大きすぎれば、支払債務の支払サイトが全体的に短すぎるということであり、支払サイトの改善が必要ということになってきます。
個々の取引の回収サイトと支払サイトを見るだけでは、改善が必要なのかどうかが判断しづらくても、全体の分析をすることによって、改善が必要なのかどうなのかが容易に判断できるというわけです。

