会社の収益性の判断材料は?
【2011年11月10日配信】
今回は、【経営分析】という内容の連続記事の4回目となります。⇒初回の内容はこちら
今回は、会社の収益性の判断材料について見ていくことにしましょう。
会社経営において、利益をあげることが最も重要なことです。
しかし、利益額が高ければ高いほどいいというものではなく、
1 売上高に対する利益の割合
2 投資額に対する利益の割合
の方が、利益高よりもずっと重要なのです。
1は「売上高利益率」と言いますが、業種により「売上高利益率」の平均値は異なってきます。
なので、業界の平均値と比べて自分の会社の「売上高利益率」がどうなのかを比べなければなりません。
もちろん「売上高利益率」は、高ければ高いほど良いということになります。
しかし、収益性においては、もう一つの「投資額に対する利益の割合」というのが「売上高利益率」よりも、もっと重要だと言われています。
そこで、下のA社とB社を比べてみて、どちらの方が収益性の良い会社と判断されるでしょうか?
A社 B社
投資金額 5,000万円 5,000万円
売上高 2,000万円 6,000万円
純利益 100万円 180万円
答えはB社ですね!
もし、収益性の良し悪しを「売上高利益率」だけでみるならば、
A社=100÷2,000=5%
B社=180÷6,000=3%
ということになるので、A社の方が良いという判断になってしまいます。
しかし、「投資額に対する利益の割合」でみると
A社=100÷5,000=2%
B社=180÷5,000=3.6%
ということになり、B社はA社を上回ることになります。
なので、収益性は「投資額に対する利益の割合」の方が重要という観点からB社のほうが良い会社ということになるわけです。
会社の経営目標は、出来るだけ少ない投資でより多くの利益を上げることですから、「投資額に対する利益の割合」が秀でているB社の方が良い会社であると結論付けることができるのです。

